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院長 | 松岡 良一 |
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昔、土木作業員をやっていた時期が、あった。
地元が、木更津というところで、久留里線という電車(正確にいうと、ディーゼル車)に乗って
久留里駅というところで降りると、そこに、ライトバンが停まっていて、その後ろの荷台のところに、
カナダ人の190センチぐらいの人と、折り重なって詰め込まれた。
どっかに売られちゃうのかなと思いながら、車は、手掘りのトンネルを抜け、山の中へ。
そこは、猟をする人もくるところで、仕事は、堤防を造る工事だった。
募集では、日当1万円という話だったが、初めてだったので、見習いということで、8千円だった。
話が違うじゃんと思いながら、仕事の内容は、30キロのコンクリートブロックを運ぶのと、
一輪車に、砕石を載せて運ぶことだった。
ここで、印象的だったのは、言葉が、荒かったことだった。
最初は、怒っているのかと思ったが、それが、普通だったので、びっくりした。
怒鳴るような言葉の中、働いている時の楽しみは、家でつくってもらったお弁当と
インスタント味噌汁を食べている時と、その後の野っ原に、ビニールシートを敷いての、
お昼寝だった。
この仕事をしている時、ああ、生きてるなという実感があった。
この頃、弟と腕相撲をして、両腕に対して片腕で勝ったと思う。(パワーが、有り余っていた感じ。)
ある時、雨が、降って堤防に川の水が、入ってきて、危ないという時、
みんなで、必死に、土嚢を積んで、なんとか決壊しないように頑張っていた
が、結局、決壊し、また、最初からやり直しになった。
いつも仕事をして、帰る時電車に乗ると、泥だらけなので、気にしながら乗ったのを、
覚えている。
凄いと思ったのは、一緒に働いていたカナダ人は、仕事が終わって久留里駅で、降ろされると
20キロ先の家まで、自転車で、帰っていった。(なんて体力だと思った。)
この時一緒に働いていた若い兄ちゃんから、原付を2万円で買った。
初めてのバイクだったので、嬉しかったが、そのバイクは、色は、黄色と赤の稲妻カラー
直管マフラーというのだったので、凄いうるさかった。
真面目な人間なので、暴走族と間違われると非常に困るので、上野に行って
マフラーを買い、その後の仕事場の人に、黒のスプレーで、塗り直してもらった。
結局、エンジンが、乗ってる最中に止まったりして、修理費に結構お金がかかったが、
スピードが、90キロぐらい出たので、楽しく乗ることが、出来た。
まあ、いろいろあったが、人が、汗して働くという事は、いいなあと思える経験が、
出来たのは、よかった。
世の中には、知らない事が、たくさんあるが、結構知った気になっている。
昔、自分の出会う世界の外に、欲しい知識がある時、どうしたらよいかと考えた事が、あった。
ただ、その事を知るだけで、世界が、広がる。
知る知らないの差は、興味の差だろう。
凄い好きなら、凄くその事が、知りたくなり、程ほどに好きなら、表面的な理解になるだろう。
昔、フォトリーディング(速読)というセミナーに参加して、本が、速く読めたらいいなぁと思った。
そこで、バシ!バシ!質問を飛ばしていたのが、経済評論家の勝間さんだった。
私は、参加しただけで、満足して、努力を怠った。
その差が、今出ているんだろう。
本当に手を入れたければ、思いっきり頑張ればいいと思う。
程ほどに好きであれば、程ほどに頑張ればいいと思う。
その選択は、本人に委ねられている。