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院長 | 松岡 良一 |
工藤房美さんの「遺伝子スイッチ・オンの軌跡」という本を読んだ。
工藤さんは、ガンで余命一ヶ月と告げられます。
そんな時、村上和雄先生の「生命の暗号」という本に出会います。
その本の中に、人間のDNAのうち、実際に働いているのは全体のわずか5パーセント程度と書いてあります。
工藤さんは、そこで、働いていない残りの95パーセントの部分がオンになれば、今より少し元気になるかもしれないと思いました。
本の中で、「最初の生命が生まれる確率は、1億円の宝くじに100万回連続して当たる確率とほぼ同じ、
人間は生まれてきただけでも大変な偉業を成し遂げたのであり、生きているだけでも奇跡中の奇跡なのだ」と書かれています。
この本を読んで、工藤さんは、私たちは生きているのではなく、生かされているだ。そう実感したそうです。
そして、「この身体が私の身体であってくれるあと少しの間、短い時間かもしれないけど、心を込めて1個1個の細胞と遺伝子に、
ありがとうと言ってから死のう」。そう決めたそうです。
そういう心を込めたありがとうによって、ガンが消えたそうです。
ありがとうの元の意味の、有り難いは、有る事が難しいという意味で、奇跡的という意味になります。
これの反対の意味が、当たり前かなと思います。
もし、普段の生活の中で、当たり前と思える事が、本当は、有り難いという事に気づいたら、感謝がうまれます。
昔、実家にいる時の、夕飯の時、さあ、ご飯を食べようという時、ご飯のスイッチが入っていませんでした。
もう、お腹がすいているので、何だよという気持ちになりました。
ご飯が出てくるのが、当たり前になっているので、それが、出ないのは、許せなかったのです。
それが、一人暮らしをして、当たり前でない事に気づきました。
という事は、普段の生活の中で、本人にとっては、当たり前と思っている事が、当たり前でないという事に気づき
有り難いという感謝の気持ちで、もう一度、普段の生活を見てみると、そこには、愛の溢れるそんな生活があっただなと思えるかもしれません。
物事は、どう見るかで、全く変わります。
あるのは、ただ、現象だけなのですが、そこに意味付するのは、その本人です。
であるならば、本人にとって、理想の生活が送れるような意味付をしていけばいいかなと思います。
天外さんという人が、昔、本で、全てに感謝すれば、感謝する事しか起こらないと書かれていました。
本人にとって、良い、悪いがあったとしても、それに感謝すれば、起きる事の、良い、悪いという出来事も、感謝する事になる。
それや、全てを感謝設定にすれば、全て感謝になるだろう。
でも、そういう気持ちでいると、一般的にみて、感謝出来る出来事になってくるんだと思いました。
工藤さんは、ありがとうを言うと、ありがたい気持ちが降ってくるそうです。
正しく、有り難いを実感しているありがとうだと思います。
みんながそんな気持ちで、ありがとうを言ったり、言われたりすると、幸せな空間になるかなと思います。