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院長 | 松岡 良一 |
加藤さんの「65点の君が好き」という本を読んだ。
加藤さんは、小学校の先生である。
本の中で、{子どもは、同じ時間、同じ思いを周りの人間と共有しようとする。ただ、見てほしいのだ。その人の関心を自分に向けたいのだ。
それが共有できると、これまで内に秘めていた想いが開放される。この広い宇宙に一人放り出された心が安心するのだと思う。
「見て。見て」 「先生、これ」 「できた!先生」 小学生と一緒にいると、こんなことが毎日起こる。}
と書かれている。
という事を、親が、分かっていれば、理想だが、親も状況で、そうそう聞いていられない事も、あると思う。
親は、親の視点で、判断し、子供は、子供の視点で判断している。(子供は、いつも聞いてくれないと、段々話さなくなるだろう。)
ただ、この話は、子どもだけでなく、大人もそうだと思う。
ダメ父ちゃんだって、ダメ母ちゃんだって、いいじゃないかと思う。
本当は、家族が、本音で、弱い部分、強い部分さらけ出せばいいと思うが、父として、母として、こうあるべきを、持っていると、
ついいいかっこしてしまうのかなと思う。
それが、更に、社会に出ると、その思いがもっと、強くなって、表面的なコミニケーションに、なったり、価値観の合う人とだけ、付き合ったりとなるのだと思う。
{その子を世界で一番愛している親と、世界で二番目に愛している先生が同じ方向を向いて協力したら、学校という場は
どんなに希望に満ちたものになるだろうか。}と書かれている。
私の地元では、そんなに数がいないので、あの人は、何処何処の誰それというのが、分かったりする。
そうすると、何か仲間意識というのが、ある感じで、悪い事は、出来ない雰囲気があると思う。(それでも、頑張れば、悪い事は、出来るかもしれない。笑い)
昔は、特に、両親の世代は、祖父、祖母、父、母、子ども、みんな一緒で、ガチャ、ガチャ、うっとうしいぐらいだったかもしれないが、
そこには、うっとうしいぐらいの愛情が、あったと思う。
それが、今や、核家族や、一人暮らしという所が、孤独をつくりやすいと思う。
人は、誰かが、思ってくれると、頑張れると思う。
年末に、弟の家族と一緒に、旅行に行った。
その時、弟と、奥さんが、赤ちゃんを、甲斐甲斐しく、世話をしていた。
弟も、私の弟ではあるのだが、弟の家族の父親として、頼もしく見えた。
世の中がうまくいく方法は、弟が赤ちゃんに接している時のように、寛容に、根気強く、ただ、ただ、愛情を持って、接するといいと思う。
どうしても、生き方が違う、他人同士は、お互い、お互いの意見をぶつけるだけでは、分かりあえない。(価値観が近い場合は、大丈夫)
そんな時、ただ、ただ、あなたを知りたいという気持ちで、私の意見を棚上げして、赤ちゃんに接するようにする。
そうすると、信頼関係が生まれる。
これさえ、出来れば、後は、うまくいく。
赤ちゃんの意味は、親は、何も出来ないから、してあげていると思っているけど、(確かにその意味もあるけど。)
本当の意味は、人は、何が出来るか、出来ないかでなく、ただ、その存在に価値があるというを教えてくれているのだと思う。
{命は時間だから、その命の時間を相手の笑顔の為に使える人を、僕は素敵だなと思う。}
と書かれている。
「命は、時間だから」いい言葉だと思う。
みんなが、時間を、命と思って大事につかうと、みんなの意識が、変わり、世の中が変わると思う!