所在地 | 〒272-0133 千葉県 市川市 行徳駅前2-22-2高橋ビル1F |
---|---|
電話番号 | 047-300-3820 |
FAX | 047-300-3821 |
matsuokaseikotsuin@nifty.com | |
院長 | 松岡 良一 |
日曜日に、東京の町田市の島津先生の所に行ってきました。
今回は、包帯と膝鎧を習いました。
膝鎧は、膝の表と裏に当てものをすると、足が楽というものでした。
今回、先生のお話の中で、
お弟子さんの時に、
師匠が毎日お酒を飲まして、お酒に酔わないようにするというのがありました。
師匠がお酒に酔わなくなった時に、
優しく、よく頑張りましたねと、お猪口にお酒をついでくれたそうです。
それを、飲んだ時に、烈火のごとく怒られたそうです!
かといって、飲まなくても怒られるし!
いろいろ一週間ぐらい考えたけど、分からなく聞いたそうです。
お酒の席では、出されたら、飲まないと、不義理になってしまいます。
かっいって、飲んだら、毒が入っていたら、死んでしまいます。
この状況で、どうするか?
飲まないと、相手に悪いし!
毒入ってたら、死ぬし!
この時、胸元に隠してある金属にお酒を当てて、毒かどうかをみるそうです。
毒だと、色が変わるそうです。
この話を聞いて、
頭で物事を理解するタイプの人は、ああ、そうすればいいんだと思うかもしれません、。
私もそういう所もあるのですが、
思いましたのは、
考えて、考えても、分からない!
どう考えても分からない!
そこで、これは、こういう意味なんだと言われると、
深く、その人の中に入ります。
そうして、始めて、その状況の中で
同じようにできる。
私は、感動して、
島津先生に、
先生!
凄いですね!
骨の髄まで、叩きこまれてますね!
と言いました。
これが、本当の教えるということだと思いました。
教えた相手が、どんな状況でも、
その事ができる!
そこまでの覚悟を持って、相手と向き合う!
そういうことだと思いました。
師匠についていって、残ったのは、島津先生と
兄弟子の方の二人だったそうです。
兄弟子の方は、20人とやっても勝つぐらいの方だったのですが、
料理の道にいかれたそうです。
稽古は、親の死に目と、先生が稽古をできない時以外に、
休むと、破門だそうです。
そんな状況の中で、常に、神経を研ぎ澄まして、
稽古をされていたと思います。
先生が理合いという話もされました。
理合いの時に、力を出すと、喧嘩になってしまう。
と仰っておりました。
私も昔は、力勝負をしておりました。
そうすると、その場の勝負は勝っても、
そこで、教わっている理合いの意味が分からないことがありました。
ある先輩は、真剣にやらないとダメと言っておりました。
確かに、真剣にやらないと、手加減してやると、後輩が実力がないのに、
あると思ってしまうというのもあります。
かといって、先輩が本気でやると、後輩は何もできなかったりします。
そうすると、言ってる意味が分からないと思います。
だから、理合いを学ぶ時は、
理合いを学ぶ事に重点を置いて、
こういう働きがあるんだを受け取った方がその人の為になると思います。
私自身も、最初の頃に、我を出していると、愛が感じられないがありました。
身体の中のAの働きの話をしている時に、Bの力で封じても、
勉強には、なりません。
物事は、
みんなその人なりの考えで捉えていると思いますが、
それをその人なりに、悪気なく純粋に思っているんだなと思えると、
それが、その人の世界なんだが分かってきます。
そう思えない時は、物事をその人なりに、細かく、深く理解すると、
納得がいくと思います。
島津先生は、攻撃された時、
多くの人は、固まってしまうと思いますが、
動ける稽古をしていたと仰っておりました。
素晴らしいなと思いました。
勉強になりました。
ありがとうございました!
(*^▽^*)