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院長 | 松岡 良一 |
船越耕太さんの「ぞうきん1枚で人生が輝くそうじ力」という本を読んだ。
そうじの最終目的は、部屋を磨くことではなく、自分を磨くことだそうである。
本の最初の方に、あなたは、この便器を素手で磨けますか?
という文章が出てくる。もし、ためらいなく磨けるのなら、あなたにこの本は必要ないかもしれません。メンタルブロックが完全に外れていて、あなたはあなたのまま、等身大で生きることができているからです。もし、あなたが、素手でトイレの便器を洗うことにためらいがあっても、心配することはありません。「できない」と思うのは当たり前のことです。誰が使ったのかわからない便器に素手を突っ込める人は、せいぜい0・1%くらいでしょう。と書かれています。
私も、確かに、普段の意識では、ちょっとためらいがあります。(スイッチを入れればできると思います。)
その心のブロックとは「思いこみ(固定観念)」
トイレそうじはイヤなものだという「思いこみ」。
トイレそうじは面倒なものであるという「思いこみ」。
トイレそうじは汚いものであるという「思いこみ」。
だそうです。
船越さんは、僕は、「見たくない場所」「見たくない物」には、その人の人生において、無意識化で感情整理できていない自分がいると考えています。不安や恐れといった感情の滞りがあるので、あえて表面的なことしか見ない。その結果、普段意識しないような場所、つまり、隠れている場所や見たくない場所に汚れがたまったり、物をため込んだりしてしまうのです。そこにこそ、その人の感情や過去のわだかまり、未来への不安や恐れがある。だからこそ、そこを解消するために「見えないところを輝かせるそうじ」が有効なのです。と書かれています。
私も、人生に置いて、問題をクリアしつつ、少しづつ、居心地のいい感じを広げるということをやってきたので、確かに、見たくない場所、見たくない物は、関心を持ちたくない場所だなと思いました。これを、この場所を人と考えると、この人をしかと(無視)しているということになると思いました。それは、人として、冷たいんじゃないかと思いました。愛が無い。
「自分自身を満たすそうじ術」これはすべての肝になります。自分の好きな場所、見えない場所をさがしてさがして、そこを徹底的に手で触れて(拭いて)そうじすることで、今の自分でいいと認められるようになり、自分のいる空間が心地よいと感じられるようになります。つまり、自分に対して自信が持てるようになるのです。ここに到達するまでには、一定期間、自分の好きな場所だけでいいので、自分を満たすためにそうじするんだ、という意識行ってみてください。と書かれています。
そうして、次のステップは、「自分以外の人を思いやるそうじ術」です。私たちは自分が満たされていると、「家族にやさしくしなければならない」「他人を思いやらなければいけない」ではなく、「家族にやさしくしたい」「他人を思いやりたい」という自発的な感情が湧いてくるのです。もし、あなたが、愛にあふれた気持ちでそうじをしたら、あなたが触れた空間はやさしさで満たされていくでしょう。それは、その空間にいる人たちの心も穏やかにする、素晴らしいエネルギーなのです。
自分が満たされていると、そうじをした場所をどれだけ汚されても腹立たしいと思わなくなります。キレイにすることを目的としていると、そうじをした直後に汚されると腹が立ってしまいますが、自分の心を輝かせるためにリセットする時間を設けていると考えれば、どれだけ汚されても気になりません。と書かれています。
私も、昔から、キレイ好きには、二種類いて、汚いのは、ダメのキレイ好きと、キレイが嬉しいのキレイ好きがいるなと思いました。汚いのは、ダメの空間は緊張感があり、キレイが嬉しいの空間は、愛があるなと感じています。
考え方に、いろいろ共感できたし、見ないようにしている場所もあったので、実際にやってみました。普段やってない所と、シンクの排水の所のドロドロで臭い所と、照明の所と、換気扇をやってみました。そうして、分かった事は、私の中にある制限が取れた時の広がった感じと同じ感覚でした。正しく、私の見える世界は、私自身だなと思いました。
船越さんは、僕が提案する「人生が輝くそうじメソッド」の目的は、「自分自身を磨くこと」「自分自身を認めること」です。今どんな自分であっても、今どんな感情を持っていても、見えないところをキレイにするそうじをすることで「気づき」が得られ、わだかまりが解消し、結果、自分自身を認められるようになります。自分をありのまま受け入れられることができるようになったら、ぎくしゃくしていた家族関係がよくなったり、不調だった体調よくよくなったりするのは当然のことです。自分を取り巻く問題は、すべて自分に起因することだと気づくことができるからです。他人のせいにしなくなれば、自分が変われます。自分が変われば、まわりが変わります。まわりが変われば空間が変わります。そんな心地よい人や空間に囲まれて生きている自分を、もっと認めることができるでしょう。精神的にも、身体的にも、ストレスが減ります。と書かれています。
まとめとしましては、見たくない物を見るには、大変かもしれませんが、これをやると、今の私に気づけます。そして、今の私が分かったぶんだけ、人に優しくなれます。私も今の私を認めながら、余裕のある状態で、見ていない所に向き合っていきたいと思います。
この本は、どんな人でも、どんな状況でも、その人が真剣に日常生活を通して、取り組めば、結果を出すことができると思います。お勧めです。
私も、九州男児の父ちゃんと、私には、凄く優しい母ちゃんに、それぞれ、この本をプレゼントしたいと思います。(*^▽^*)
船越さん、お会いしたいですね。素晴らしい!