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院長 | 松岡 良一 |
昨日、道場の稽古があって、その後、懇親会があった。
懇親会の席で、行徳の先生が師匠の背中見ていれば分かるだろうという話をしていた。
これだけで、分かる人には、分かるし、分からない人は、分からないかもしれない話だけど、聞いていて素晴らしいなと思った。
背中って言ったって、大きな背中、小ちゃな背中、頼もしい背中、可愛らしい背中、哀愁のある背中の事では、勿論ない!(笑)
簡単に言うと、察しろ!という事である。
私達が、師匠や、先生を選ぶ場合、最初のきっかけは、困っている時に、助けられたとか、あの師匠は、凄いんですとか、あの先生は、凄い事が出来るという所を見てというのがあると思う。
行徳の先生は、師匠を持つ事の意味を、師匠という人がいることで、師匠がいない時より、凄く頑張れるし、道を外れないと言っている。
この話を聞いて、師匠の背中を見るとは、師匠の生きる姿勢を見る事だなと思った。
師匠という心の拠り所があるから、安心して、自由に、伸び伸び出来る。
師匠の見守ってくれる姿勢があるから、頑張れる。
最初は、師匠のその能力に惚れて、かもしれないが、その後は、やっぱり人間性と思っている。
いろんな師匠を見てきたが、凄く能力が高くても、心が出来ていないと、能力に振り回される。(ちょとは、自慢したいという気持ちの人はいると思うけど、それが過ぎると天狗になる。)
そんな師匠を盲目的に信じていると、周りが見えなくなるなと思っている。
世の中には、いろんな師匠がいるので、いろんな考えがあると思う。
冠光寺流の師匠は、見ていると、いろいろな方法を提示して、後は、その人がやる、やらないは自由意思に任している感じがする。私などは、昔は、仕事で、その人が苦労しないように、私が上手くいった経験を語ったりしていた。(つい、口だしたりしていたと思う。その時は、それが、その人の為と思っていたので。)その人の個性が花開くのは、その人自身が、何かあったり、問題にぶっかったりして、気づいたりしてだと思う。ただ、その個性の花開くスピードが違う。これを、じっと待って見守るのが、師匠かなと思う。
親子でさえ、つい、口出ししている人が多いとおもうが、他人に対して大きな愛を持って、見守るということが出来るか?価値観で見守ると、忍耐、我慢が出ると思う。愛という意識になったとき、人によって、スピードが違うことは、当たり前になると思う。これが、お弟子さんとして、分かって欲しいことでは、ないのかなと思っている。師匠としては、そういう気持ちを繋いでくれると嬉しいなと思っているのじゃないかなと思っている。
今回は、特に、行徳の先生の言う言葉が、心に響いたので、つい、出来心で思ったことを、書いてしましました。
いつも、ありがとうございます。(*´∀`*)
松岡良一
みなっしーから、水戸のお土産で、私の好きな納豆を頂いた。
何と、いつか食べたかった藁(わら)タイプ。
ありがとうございます!
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