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院長 | 松岡 良一 |
日曜日に、東京の町田の島津先生の所に、柳生心眼流の活法の勉強に行った。
昨年、柳生心眼流の骨絡の勉強をして、終わりの方で、皮膚絡という言葉が出て、皮膚を触ると、中の筋肉まで緩むという話を聞いた。
そういう話も聞いていたので、島津先生の持っている世界観が分かれば、非常に勉強になるなと思った。
早めに着いたので、島津先生と一体一でお話が出来た。
先生と徒弟制度の話をした。
先生の修行時代は、技は一度しか、見せてもらえず、後は、自分で考えて、試行錯誤したそうだ。
道場に入ると怒られるし、道場から出ていても怒られるし、それを、自分で、考えなければいけなかったそうだ。
そして、私達は、島津先生から、肘とか、肩とか、叩いて頂いて、そこを意識してという感じで治療を教わった。
(急所を突くので、みんなは、結構痛そうにしていたが、私は、痛みに強いので、せっかく、先生が教えてくれるのに、出来ないのは、悪いなという気持ちを持っていた。先生も手加減は、してくれている。)
これが、昔の教え方で、この教え方だと、全く、心に余裕がなくなる。必死である。
ただ、これは、あくまでも、師匠が弟子を一人前にしょうと思って、師匠が奥に、愛情を持っての、厳しさである。また、弟子は、恐ろしいなとは、思いつつも、それが、分かっているから、信頼関係のある上で成り立つ。
私などは、実社会で、理不尽な扱いに、怒り、憎悪、殺意を持ちながら、という時期もあった。
だから、父親が親とか、先生が絶対という考え方を言っていても、同意出来なかった。
でも、こうやって、本当の徒弟制度というのに、触れるのは、とっても、気分がいい。
人は、適当に生きていると、そんなに感動がないかもしれない。一生懸命生きていると、毎日が充実する。
命がけで、生きていると、本当に生きているなという感じがして、その充実感は、一生懸命より凄く強い。
この命がけの精神があるから、昔から今に至るまで、秘伝が、師匠から、弟子に受け継がれていると思う。
今、患者さんで、30代や、40代の方が、いろんな職業で、親方として頑張っている。
そこで、聞こえる声は、昔の若い時の親方みたいには、出来ないと言っている。
怒ると、辞めちゃうから、怒れないそうだ。だから、優しく、優しく。
それを、聞いて思うのは、みんなコミニュケーションが上手に出来ないんだなと思う。
ポイントは、まず、信頼関係、そして、仕事の良さを、仕事ぶりでみせる。
同じ言葉でも、愛情が感じられれば、頑張れる。同じ言葉でも、私を否定されたと感じると頭にくる。
その言葉は、ちゃんと、相手を見て、言ってますか?
って、だけなのですけでど。まあ、人生いろいろですかね。(*´∀`*)
まぁ、私も、昔は、悪気なく、プライドを傷つけて、同僚の先生を怒らした事もありましたけど。m(_ _)m
(写真は、新選組の銃に、柳生石舟斎の剣に、有名な戦の陣太鼓に、曾我兄弟の仇討の手紙だそうです。)