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院長 | 松岡 良一 |
本当は、善と悪は無い。
極めると,善と悪の無い事に気づく。
①ここに、善の好きなA君と、悪の好きなB君がいる。
お互いは、仲が悪く、それぞれ善の道、悪の道を極めようと志ていた。
A君は私の中にある悪の部分をどんどん無くす事で、善の道の階段を昇っていった。
B君は私の中にある善の部分をどんどん無くす事で、悪の道の階段を昇っていった。
②そうして、お互い気づいた事がある。
A君は善の道の階段を昇っていくにつれ、尊敬され、感謝されていたが、そこに上下の関係を感じ、まずいなと思っていた。
B君は悪の道の階段を昇っていくにつれ、畏敬の念を抱かれ、怖がられていたが、そこに上下の関係を感じ、いい気分だった。
③やっと、A君もB君もナンバーツーの地位まで昇った。
普段の生活は全て上手くいって悩む事は、殆ど無くなっていた。
二人とも、これは、力の世界だなと思った。
④とうとうA君とB君は善の道、悪の道を極めた。
そして、善も悪も無い事が分かった。その時、A君は、善の王様の気持ち、B君は悪の王様の気持ちが分かった。
⑤A君とB君が一緒にお茶を飲んでいると、
A君に一人の青年が声をかけた。
「昔、あなたに優しくされた性で、こんな風になったんですよ、あなたの性ですよ」と怒って、言われた。
B君に、別の青年が声をかけた。
「昔、あなたにぶっとばされて、目が覚めたんです。あなたのお陰です。どうもありがとうございました。」と感謝された。
A君は、B君に、「ただ、気に障ったから、ぶっばしたB君が感謝され」
B君は、A君に、「相手の為を思って、優しくしたA君が、恨まれ」
本当に、善も悪も無いねえ、と二人は笑った。
(私は、元々、警察官というのが、夢でしたので、悪は嫌いでした。ストライクゾーンが狭かったです。ただ、いろんな人と会ってみると、それぞれ、善の部分、悪の部分があるなと思いました。もちろん、私自身、怠惰な心とか、悪を憎む心とか、いろいろ持っているのが分かりました。そして、した事と、相手の受け取り方が違うというのも、分かりました。であれば、全てに対して、善の効果を発揮するのは、難しく、また、悪の効果を発揮するのも、難しいなと思いました。物事は、その部分だけで捉えると、善に見えたり、悪に見えたりするのですが、もう少し、長い目で見ると、逆になったりします。どの視点で、物事を見るかが、ポイントだと思います。(*´∀`*))