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院長 | 松岡 良一 |
喜怒哀楽という言葉がある。
怒り、悲しみは、嫌いで、喜び、楽しみは、好きという人は、多いだろう。
小学2年生の時、そろばんを辞めると言って、父親に、そろばんで、頭をカチ割られた。
そろばんは、飛び散り、頭から、血が出た。
その時、良一少年は、思った。今は、小さくて、ダメだけど、いつか、大きくなったら、やっつけてやる。
これが、生まれてからの、最初の怒りだったと思う。
今となっては、九州男児の父親にとって、長男は、期待の星であり、期待をかけていた息子が、弱音を吐くのは、
情けなくて、歯がゆかったので、怒りが沸いたという気持ちが分かるのではあるが。
昔、いろんな患者さんや、友達に、親にどういう怒られ方をしたかを、聞いた事があった。
それは、子供は、知らず、知らずに親の影響を受けていると思ったからであった。
父親の場合は、祖父に、火箸で、叩かれたらしい。だから、父親からは、そろばんだったり、通知表を貰うとき、拳骨を貰った。
そういう事もあってか、私は、短気な人が嫌いであった。そのくらいで、怒らなくていいのに、と思っていた。
仲良くすればいいのになぁ、と思っていた。かと言って、短気な人に、注意は、怖くて、出来なかった。(父親の場合は、父親なりの理由があった時しか怒らなかったが。)
小学生の時に、暴れ者の転校生が、殴りかかってきた事があった。気は弱かったが、力だけはあったので、地面に押さえつけた。今まで、人に意地悪した事なんて、一度も無いのに、何でだろうと思った。これは、20年後の小学校の同窓会で、番長と話をした時に、番長の差金というのが分かった。今思うと、力で、勝てないので、うまく、転校生が勝てば、自分の思い通りに出来るという小学生の計算だったみたいだ。
地獄の3年と思っている、病院に勤務の時代、ストレスで、お腹が痛くなったり、足が曲がったりした。
短気な先生がいて、その先生の言う事を、全て、はい、はい、と聞いていた。
ある時、先生の言われる通り、患者さんに、説明をして、処置をしていた。
その時、先生がそれは、違うと言った。
仏の顔を今まで、1万2000回くらいはしていたと思うが、流石に、これには、頭にきた。
患者さんが、帰ってから、先生に手を出すと、壊せる自信は、あったので、危ないと思い、病院の壁に、拳をつけ、
怒りをぶっけた。大きい、バーンという音がして、壁に穴が空いた。怒髪天の力は、凄いと思った。
そして、先生に注意をした。今思えば、この先生が力を誇示するには、弱い者に対してでしか示す事が出来なかったというのが分かるのだが。
整骨院のグループに勤めている時、分院長候補の柔道をやっている先生が、主任さんに、殴りかかっていった。その先生を抑えて、そのまま整骨院の外まで、出した。その先生が、アイツには、分からせなきゃダメだから、怒ったふりをしたんですよと言った。私は、怒ったふりが出来るなんて、凄いなと思ったが、後で、考えてみると、どう見ても、目は、いっちゃてるので、キレて、殴りかかって、いって、冷静になって、そういう理由をつけたのが、本当の所だろうと思う。
私は、短気な人が嫌いで、内心、短期な人に怒っていた時期があった。
短気な人は、怒りが外に出ているので、怒っているのは、分かり易い。
分かりにくいのは、一見、大人しい感じなのに、心の中に怒りを溜めている人だと思う。
怒りは、溜めると、身体の調子を悪くして、しまう。
怒りを、負けず嫌いとして、原動力にすると、頑張る力が沸いてくる。
私も、怒りを、努力、根性の原動力として、活用していた時期もあった。(糞真面目プラス怒りだったと思う。)
喜怒哀楽の、喜び、楽しみという感情は、多くの人に好まれる。
例えば、今が戦いの世の中であったとしよう。
この時、好まれるのは、怒りや、悲しみという感情では、ないだろうか?
身内がやられたから、相手をやる。
相手の方も、身内がやられたから、こちらをやる。これが当たり前。
今の日本から見ると、負の連鎖に見えるかもしれない。
不毛な戦いに見えるかもしれない。
喜怒哀楽、本当は、ただの感情に過ぎず、そこに、優劣はない。
そうは言っても、喜びや、楽しみで生きたいですよね。
であれば、なぜ、怒ちゃうのか?考えたり、なぜ、悲しいのか?考えたりするか、
相手のその喜怒哀楽の奥にある、愛を感じ取る事が出来れば、敵はいなくなります。(実証済み、これが、難しい。)
一生懸命、頑張っていきましょう!
物事の捉え方。 »