所在地 | 〒272-0133 千葉県 市川市 行徳駅前2-22-2高橋ビル1F |
---|---|
電話番号 | 047-300-3820 |
FAX | 047-300-3821 |
matsuokaseikotsuin@nifty.com | |
院長 | 松岡 良一 |
大和田菜穂さんの「すでに愛の中にある」という本を読んだ。
なかなか深い!
自己意識(私)というのは、脳が作り出した幻想です。
と書かれている。
一般的に私がいて、相手がいて、世界があってという感じで暮らしていると思う。
私という時、この肉体を持っているのが、私と認識している人が多いと思う。
以前から、良く浮かんだ考えは、もし、みんながゼロの状態で生まれて、これは、こういう事ですというデーターを
入力され、ある出来事があり、それに、反応したり、本人が学習したりしたりして、人生を送ったとする。
例えば、この時、二人の人が肉体も、入るデーターも、同じで、全く同じ条件で出来事が起きたとすると、同じ考えになると思う。
本人的には、自分で考えて行動していると思っているのだが。
みんな私という肉体をもったこの身体で、世界を見ている人が多いと思う。
そうすると、私と世界とか、私とあなたとか、私と私以外というものを創ってしまう。
そんな感じで暮らしている人が多いと思う。
良く、人生は、決められているとか、決められていないとかという話がある。
人生が決められているならば、頑張ってもしょうがないと思う人もいる。
人生が決められていなければ、頑張れば、より良くなるので、頑張りたいと思う人もいる。
大和田さんは、{すべてひとつのエネルギーが形を変えた現れたものです。目に見えるもの、見えないもの、感覚や音、思考、イメージその他
この世にあるものすべては同じ一つのエネルギー(私はライフと呼んでいます)の表現であり、本当は、分離というのは存在しません。
実際は、ただ、「全体」があるだけで、独立した個人というものも存在しません。そして、時間というものも存在せず、あるのは無時間の空間のみです。
また、何かをコントロールしている存在というのもなく、一つひとつの現象はただ起きているだけです。
このノン・デュアリティ、非二元という視点は、実際のところ頭で「理解する」ものではないのでなかなか伝わりにくいのですが、
人はどこかで、「これ」を知っているのです。}
と話されています。
私という部分が、限られたデーターしかないのに、全体を分かろうとしている所に無理がある。
映画を見ていて、私が映画の主人公がだったら、結末が決まっている。
これが、あなたの人生だったら、どうだろうか?
面白くないと思う人もいるし、ハッピーエンドなら、いいやという人もいるかもしれない。
この時、映画を見ているという意識なら葛藤は、ない気がする。
スマップのナンバー1でなくても、オンリー1でいいという歌がある。
全体の中のそれぞれは、みんな表現の違いがあるだけで、同じものという考えが持てると葛藤はない。
ただ、私という個人の人生の意味というのを、考えると、私と私以外を生み出してしまう。
ポイントは、私という部分で全体を見ようとしている所。
私を追求しすぎて、私と私以外にしない事。
視点を私から、全体という意識に変える。
これが、難しいと思う。
感じとしては、現象を見ている感じ。
大和田さんは、現象と私を結びつける所に、葛藤があると話されています。
本人の分かる範囲で、いろいろなものを取り入れていくのが、いいと思います。