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院長 | 松岡 良一 |
黒澤さんの「ラブ、安堵、ピース」という本を読んだ。
内容は、老子の道(タオ)という教えが、黒澤さんの解釈で、分かりやすく書いてある。
感想は、事象をみんなは、いろんなものさしで見ていて、そこにあるのは、事象だけなのですが、いろんなものさしで見ていることで葛藤をつくっている。
ものさしを解釈という言い方をしています。
ものさしは、その人の基準なのですが、そのものさしをどんどん無くしていくと、目の前の世界がより、ありのままに見えます。
そのものさしがなければ、ないほど、自由度が大きく、いろんな人の話が入ります。
ものさしの無い人と接すると、気づきが生まれたりします。
以外と、みんなが知らずにやってしまっているのは、我というと、ワガママは分かりやすいのですが、法律とか、ルールとか、道徳とか、これを、守らなきゃおかしいでしょうと思ってしまうことです。こうしなきゃとダメでしょと思った時、それは、価値観になります。そして、これは正論ということで、相手のいろいろな状況を考えず、その正論で、人を傷つけてしまいますことがあります。この時、相手を見ていません。果たして、そこに愛はあるのでしょうか?
本の中で、君から「自分」という境界消えたときに明らかになる、あるがままの存在の本質、そして、それを永遠に動かし続けているエネルギー、それが「タオ」なんだ。と書かれています。
とすれば、普段の生活の中で、私(個人)がいろいろ重ねて物事を理解していく(腑に落とす)というやり方でなく、ひとつ、ひとつ、私(個人)の中にあるものさしを外していくということで、私(個人)と世界でなく、あるのは、世界だけになるのかなと思います。
ものさし、こだわりがあるから、ありのままが見えない。こだわりが少なくなればなるほど、いろんなことが見えてくる。
人生には、こだわりを追究していくというのが、あると思います。これを、常に、持てる力全て出していくと、後悔がないので、納得の人生が送れると思います。
もうひとつは、逆に、このこだわりをひとつ、ひとつ外していきます。そうすると、どんどん見える範囲が広がっていきます。いろんな仕組みが見えてきます。なんだそういうことか、みたいな。これも、楽しいと思います。
どちらでも、お好きな方を! (*´∀`*)