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院長 | 松岡 良一 |
昨日、炭粉先生の稽古に参加した。
炭粉先生の本は、全部読んでいるので、いつか、是非会いたいと思っていた。
本を読んだ感じでは、強い、荒々しいイメージと愛かなと思っていた。
最初、なんかいい感じの人だなと思ったが、こういう人という言葉が浮かばなかった。
実際にお会いしてみると、外見からは、パワーが溢れる感じがし、内面からは、お人柄の良さが滲み出る感じがした。
ただ、この言葉でも、先生を言い表せていない感じがした。
先生は、先生が実戦を通して掴んだものを、稽古で教えてくれた。
稽古の内容は、先生の許可をとってないので、書く事が出来ないが、真剣でないと怪我をすると思った。
ただ、それでも、先生が全身全霊をかけて、教えててくれているので、覚悟をもった私達は、その先生の姿勢に
答えようと、必死で頑張っていたと思う。
私などは、鈍い方なので、ただ、先生の教えてくれることを、ただ、そのままやろうと思って身体を動かしていた。
逆に、武道、武術で、ずっと、鍛錬している人は、無意識に身体が動くので、それを、先生は指摘していた。
炭粉先生、流石だなと思ったのが、合気(愛魂)の中で、例えば、ある先生が合気(愛魂)をかけた時、
相手の方が、可哀想と思って、協力してあげた時、これを、やらせというのか?(炭粉先生)
人によっては、心を動かしたというかもしれないし、協力した時点で、やらせというかもしれない。
多くの人は、やらせと思うかもしれない。
でも、筋肉楽なんだよ。
と、先生が話してくれた。
炭粉先生が、仰りたいのは、たぶん、以前、ある伝説の達人のお弟子さんとお話した時、そのお弟子さんは、師匠と
相対した時、私自身は、分からなかったのだが、崩されていた。
私に、対しての説明では、お弟子さんの1メモリが1センチとすると、師匠の1メモリは1ミリだから、
お弟子さんは、師匠の動きを感知出来ないという事だった。
だから、合気(愛魂)がかかってないと思っている人でも、筋肉が楽という事は、実は、かかっているんですよと、
仰っているんだなと思った。
ここで、いろんな視点という所で、見てみると、合気(愛魂)をかけているAさん、合気(愛魂)をかけられているBさん、それを、見ているCさんが、いたとする。Cさんの視点からは、外側からだけなので、動きで、うまくいったか、いかなかったか?という見え方だと思う。Bさんの視点からは、本人が感じ取れるか、感じ取れないかで、うまくいったか、いかなかったとなる。Aさんの視点からも、本人が感じ取れるか、とれないかで、うまくいったか、いかなかったという事にも、なると思う。
炭粉先生の場合は、Cさんの視点でも、合気(愛魂)がかかっているのが分かる。
炭粉先生を東京駅まで、お見送りして歩いている時に、炭粉先生に、先生の本読んで、保江先生に、炭粉先生、分かって良かったですねという話をしたら、保江先生が、炭粉先生、頭のいい人だからねと仰りました。その話をしましたら、炭粉先生は、あのブログ書いてる?そうです。そうです。と返事をしました。FAX送ったよと仰っられましたので、営業FAXが多いので、今、使ってないですよと申し上げました。(あ~あ、せっかく先生がFAX送ってくださったのに、残念。)
そして、先生に、先生が保江先生と出会ったのも、よかったですし、保江先生も炭粉先生と出会って、実戦を経験して、お互いよかったですよねと伝えました。
今回、勉強になったのは、炭粉先生は、全身全霊をもって、みんなに伝えたい事は、実践で、その愛は使えるのか?
という事だと思いました。
もし悪い奴が襲って来たときに、それに、対応できるかという所を心配されていると思いました。
世の中には、いろいろな人がいます。
話して、分かる人もいますし、分からない人もいます、道理の通用する人もいますし、滅茶苦茶な人もいます。
でも、先生の伝える愛が分かると、本人も安心ですし、その悪いという奴の心も救えるかもしれません。
人によって、許せる範囲が違います。
この許せる範囲は、どう決まるかというと、今までの生き方で、こうじゃなきゃダメという価値観が造り上げられます。
社会で、揉まれると、いろんな人、いろんな考えがあるんだなというのが、分かります。
その人と、もう一人の、こうじゃなきゃダメが全く反対だとぶつかります。
私の場合ですと、以前は、努力と根性のタイプなので、その反対の頑張らない奴、手を抜く奴は、嫌いでした。
その人なりに、少しでも、頑張っているなら、分かるのですが、そうでないとダメでした。
一方で、メリハリをつけてという考え方の人もいます。
ずっーと、やると、集中力が落ちるので、休憩を挟んだ方がいいという人もいます。
いろんな考え方、やり方があります。
つい、多くの人は、一つの物の見方で、全部を見ようとしてしまいます。
人によって、その人、その人の心地よさは違うのですが。(その人、その人の正義が違う。)
ここに、対して、愛というのが持てると、価値観の違いは、価値観で判断している時は、戦いとなりますが、
信頼関係が出来、それは、新しい可能性となります。(今まで、嫌いだった人、世界が)
炭粉先生が、身を持って、教えてくださっているのは、踏み込むという事かなと思います。
今は、世の中に、たくさんの情報があると思います。
インターネットで、検索すると、知りたい事のその意味が分かります。
でも、物事の本当の意味は、あくまでも、体験して、腑に落とす所までいかないと、良く分かっていません。
その為に、その世界を、外側から、眺めているだけでなく、踏み込むという勇気を持った方が、
本人にとっても、より充実した人生を送れると思います。
新しい世界を知るには、ひとつには、出会いというのがあると思います。
好きな人とか、尊敬出来る人とか、その人の言葉なら、今までなら、そんな事違うだろうとか、素通りしてきた言葉が、
あーあっ、そういう事もあるかなと、素直に聞けるというのがあります。
そして、その人と接していて、影響を受けて、新しい世界が開けると思います。
そうして、もうひとつが、遺恨を残さないという事だそうです。
合気(愛魂)がかかって、倒れたとしたら、相手が強くてとか、こちらが、強くて倒れたとか、何か分かりません。
そうしたら、遺恨も残らないのでしょうという事でした。
最後に、今分かった、私なりの炭粉先生の人物像ですが、何かいいなと思うけれど、具体的に、言い表せなかったのですが、たぶん、炭粉先生の愛のパワーに当てられて、いい気分になっているのかなと思いました。愛が吹き出している感じ、そうすると、つい、先生の為に頑張ってみようと、思ってしまいました。男女問わず、多くの人を、魅了すると思いました。
炭粉先生、この度は、ありがとうございました。
また、よろしくお願い致します!
松岡良一