所在地 | 〒272-0133 千葉県 市川市 行徳駅前2-22-2高橋ビル1F |
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電話番号 | 047-300-3820 |
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院長 | 松岡 良一 |
昔、職人さんと話していると、こういう話が多かった。
奥さんと、買い物に行くと、俺は、買いたい物だけ買って、直ぐ帰りたいのに、奥さんの買い物に付き合わされる。
頭にくる。(怒)
ご主人の方は、用事だけ済ませればいいと思っている。(男性は、結構多いと思う。)
だから、用事以外は、無駄と感じる為に、無駄な時間を過ごすのが、許せない。だから、頭にくる。
奥さんの方は、ウインドーショッピングとか、ご主人と過ごす時間そのものを楽しみにしている。
だから、何時間かかろうが、その時間そのものを大切に思っているから、時間は関係ない。
昔、院長とスタッフのトラブルを解決した時、そこの院長が最後に言った言葉、
「松岡先生、自分と同じに考えたらいけないんですね。」 「そういうこと。」
その時は、そこの院長が、院長の新人時代だったら、こうしていたのに、何で、お前は、しないので、接していたらしい。
院長の精神力と、スタッフの精神力は、違うのですが、院長は、院長なりに、相手の立場にたっていた。
よく、相手の立場に立ちましょうと、言っていますが、つい、私の気持ちで、相手の立場になっている人が多い。
だから、好意を持っている、友達でも、彼氏、彼女でも、ご主人、奥さんでも、子供でもいいのですが、
私があなたの為を思ってやってあげたとします。(好きだから。(*´д`*))
同じ価値観、感覚なら、分かるのですが、そうでないと、してもらっても、分かりません。
だから、ご主人は、奥さんから、してもらっても分かっていません。
そのくせ、うちの馬鹿嫁は、気づかない奴と思ってたりします。(言葉悪くて、すみません。)
奥さんの方は、うちの主人、鈍いからとか、思ってたりします。
ここで、このご主人に、凄く気づく、奥さんがいるとします。
今日の主人、機嫌いいわね、足音、動き、微妙に目尻が緩んでる、だって、雰囲気いいもん。とか、
奥さんの方は、常に労わりを持って接してくれて、いつも、何でも、聞いてくれるご主人。
いつも幸せみたいな。
つい、お互い、私の事を棚にあげて、相手に求めたりするのですが、こんな相手は、あまりいません。
で、どうするか?
ひとつ、分かっているのは、お互いを思ってやってあげてる。でも、それが、伝わらない。
だって、分からないから。そして、頭にくる。そして、諦める。(チーン。)
先ず、前提として、お互いが好意を持って今の関係がある。
と言う事は、相手に対して、悪意はない、相手も悪意がない、私の事を思ってくれているのを、
もう一度、頭に入れる。
その上で、どういう事が好きか?嫌いか?をお互い確認する。
そこで、ポイントは、つい、私の感覚で、聞いてしまうけれど、とにかく聞く。ずっと聞く。
出来れば、片方が話し、片方は聞くだけに徹する。その時、短気な人は、ぬおっと、(怒)なるかもしれませんが、
黙って、聞いあげてください。今まで真剣に向き合ってこなかったのですから、そのつけと思って、
修行です。修行!
そうして、何時間、何十時間にもなるかもしれませんが、相手が納得するまで、話してもらいます。
そして、終わったら、分からない事、確認したい事をメモしておきます。
今度は、交代して、ご主人が話をします。この時、奥さんは、頭にきたり、気持ちが分かって、ぐっときたりして、
涙したり、鼻水が出たりしてしまうかもしれませんが、それで、いいです。これが、向き合うという事です。
そして、奥さんも、ご主人が納得するまで、話をして、話終わったら、同じように、分からない事、確認したい事をメモしておきます。
これで、お互い、本音で、話、終えたと思います。
そして、お互いのメモを元に、分からない事、確認したい事を話していきます。
ここでも、分からなければ、何度でも、聞き直し、確認して、私が思っているのが、合っているのかを、
やっていきます。面倒くさいかもしれませんが、ここで、手を抜くと、ズレが出てきます。
手を抜いた結果が、今の状況になっていますので、頑張ってください。
(ご主人が、短気で、暴れそうな人は、屈強な人を用意しておいてください。)
こうして、お互い、本音で、話し合えたら、お互い、こんなに相手の事を思っていた相手の愛に気づくと思います。
私は、夫婦が喧嘩するのは、価値観がぶっかっているだけだと思っていました。
でも、本当の所は、お互いが、相手の事を思ってしている事に、相手が気づかない。
何でこの気持ちが分からないんだよ。好きなのに。だから、頭にくる。
よく、父親が、家族と、他人は違うと言っていました。
他人には、優しく、家族には、厳しく!
この意味が、私には、分かりませんでした。
どっちにも、優しくすればいいと思っていました。
今、分かりました。
父ちゃん、そういう意味だね。
愛情が深いから。
参りました!
まだ、父ちゃんの壁は、越せないね。
良一